ここで「背負いやすさ」にちがいが出る
前回のブログでは、
「軽いランドセル=背負いやすいランドセルではない」
というお話をしました。
ランドセル選びで大切なのは、
ランドセルの重さそのものではなく、
「中身を入れて背負ったときの体感重量」
だということです。
では実際に、
どのようなランドセルが
「背負いやすいランドセル」なのでしょうか。
私自身、いろいろなお店を見て回る中で、
他店ではあまり詳しく説明されていないと感じることがありますが、
とても大切だと考えていることをお伝えします。
1.いいランドセルと、よくないランドセルがある?
ここで少し大切なお話があります。
それは、
「背負いごこちのいいランドセル」と
「背負いごこちのよくないランドセル」
があるわけではない
ということです。
実際には、
おこさま一人ひとりに
「合うランドセル」と
「合わないランドセル」がある
というのが、
より正確な考え方だと思います。
人気のランドセルや、
高価格帯のランドセルだからといって、
必ずしも「背負いやすい」とは限りません。
2.背負いやすさは「相性」で決まる
ランドセルを背負ったときの感じ方は、
おこさまの体格や体の形によって異なります。
・肩幅
・なで肩か、いかり肩か
・肩や胸の厚み
・姿勢のクセ など
こうした違いによって、
同じランドセルでも
中身を入れて背負ったときに
「軽く感じる子」と
「少し重く感じる子」
が出てきます。
つまりランドセルの背負いやすさは、
ランドセルそのもののよしあしではなく、
「おこさまとの相性」によって
大きく左右されるのです。
3.大きく影響する「肩ベルト」
その相性に大きく影響するのが、
肩ベルトの形状です。
ランドセルの肩ベルトには
・比較的まっすぐなタイプ
・体に沿うように立体的にカーブしているタイプ
・立ち上がりタイプ
など、いくつかの形があります。
体にフィットしやすい形状だと、
ランドセルが背中に近く、
高い位置で安定します。
すると重さが分散されて、
軽く感じやすくなります。
逆に、体から少し離れてしまうと、
同じ重さでも
重く感じてしまうことがあります。
また、肩ベルトが肩骨の上に乗ってしまったり、
肩幅からはみ出てしまったりすると
こどもは、肩を抜いたような背負い方に
なってしまう場合があります。
4.背中とのフィット感も大切
もうひとつ大切なのが、
「背中とのフィット感」です。
ランドセルが背中に自然に密着すると、
重さが体全体に分散され、
負担が少なくなります。
逆に背中から離れてしまうと、
ランドセルが後ろや下に引っ張るようになり、
重く感じやすくなります。
ランドセルの背あての部分の形状によって
ちがいがでる場合があります。
また、密着度や高位置キープを安定させる
特別な機能を備えたタイプのランドセルもあります。
5.一番の見分け方は「背負い比べ」
こうした違いは、
カタログや写真だけでは
判別できません。
また、単独メーカーの店舗や展示会では、
比較がしづらいという面もあります。
「前に背負ったランドセルと比べてどうだったか」を
正確に思い出すのは、
おこさまにとってもご家族にとっても
なかなか難しいものです。
やはり、おすすめしたいのが、
「背負い比べ」です。
いくつかのランドセルを、
実際に交互に背負ってみる。
すると、
「これが一番軽く感じる」
「こっちのほうがしっくりくる」
そんなちがいに
きっと気づくことができます。
ああ、これがうちの子に
「しっくりくるランドセル」
だなあと。
ランドセルは、
小学校の6年間、ほぼ毎日使うものです。
ですから
・6年間使える丈夫さ
・おこさまに合った背負いやすさ
・ご家族みんなの納得
この3つを大切にして、
選んでいただけたらと思います。
